新型コロナウイルスの感染拡大により、マスク不足が深刻化して久しいですが、
電機メーカーのシャープが、マスクの生産を始めると発表しました。
NHKニュースによりますと、
マスクの生産を始めるのは、
液晶ディスプレイを生産している三重県多気町にある工場だということです。
3月中に生産ラインを作り、
1日あたり15万枚から段階的に50万枚に増産する計画だそうです。
工場には液晶ディスプレイを生産するためのクリーンルームがあるので、
マスク生産をするための環境が整っているという事で参入に至ったようです。
新型コロナウイルスの影響によるマスク不足により、
政府は新たに整備する生産ラインに対して補助金を出す制度を設けて、
新規に生産を開始するメーカーを公募していたという事で、
シャープがそれに答えた形です。
マスク不足の解消に向けて、輸入も含めて月間6億枚まで増やしたい意向で、
シャープのような異業種の参入が解消につながるか注目されそうです。
深刻なマスク不足
ワイドショーなどでマスク不足のことは毎日報道されていますが、
赤ちゃん連れの若いお母さんが「マスクをしたいけれど、買えない」と話していたり、
一時間並んで結局買えなかったという80歳代の男性だったり、
一枚を洗って使っているというビジネスマン等々・・・。
そうかと思うと、心配でしょうがないから
買い置きをたくさんしているという中年の主婦がいたり。
本当に必要な人のところへ届かないもどかしさがあります。
仕事をしている人たちは、店に並ぶであろう朝の時間に行く事は出来ず、
勤務時間中に、売っていそうな店に出向くことも出来ない。
販売店に罪はないけれども、
もう少し公平に買える方法はないのでしょうか?
マスク生産会社の工場では、
おそらく信じられないような勤務状況の中で、日々働かれている方々がいると思います。
その方たちだって自社で作っているからと言っても
自分が使うマスクは余裕あるほど持ってはいないと思います。
日本人が皆疲弊してしまう前に
政府の対応が一刻も早く実を結ぶよう祈るばかりです。
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